①佃煮とは伝統の味・知らずと食べている佃煮
佃煮とは伝統の味
佃煮は、小魚、小エビ、貝類、昆布などの水産物や野菜などの農産物を原料に砂糖、醤油、飴、みりん、調味料などで作られた濃厚な調味液を浸透させ甘辛く煮つめた加工食品が佃煮です。
グルメ・飽食と言われる時代にこそ
各地には、それぞれ郷土色豊かな自慢の料理や名産品があります。佃煮もその一つですね。ところで皆さんご存知でしょうか。佃煮は江戸時代、佃島にちなんで生まれた東京の名産品で、東京が佃煮の故郷だということを。佃煮は決してスポットライトの中心にいる主人公的な食べ物ではありませんが、長い歴史を通して、いつも大事な役割を果たしてきました。グルメや飽食と言われる時代にこそ、歴史を持った伝統的な日本特有の食べ物として、また、最も貯蔵性の長い保存食品として見直したいものですね。
知らずと食べている佃煮!
佃煮は、あまりに身近な食品だからなのか、空気のようにあまり意識される存在ではありません。
ところが、コンビニやスーパーなどで人気のオニギリでは、佃煮昆布のオニギリが必ずランキングの上位に入っています。
ふだん意識しないけど、皆さんが大好きな食べ物、それが佃煮です。
昆布だけに限らず、小魚、海苔、貝、ふき等々沢山の種類があります。